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いいなステーション 概要
ごあいさつ

 「患者さんのあったらいいなを実現する」・・・。このコンセプトのもと、2003年11月7日に設立されたのが「いいなステーション」です。
 「こんな医療あったらいいな」、「こんな病院あったらいいな」という患者さんや医療者の声、「こんなふうにすれば実現できるのでは」という実現に向けての具体策が集まるステーション。
 患者さんやご家族に疾患別に必要な情報を発信し、闘病経験者の発信する情報を受信できるステーション。
 人と人、知識と知識、心と心が出会い、それぞれの新たな目的地に向けて旅立つステーション。
 こうしたアイディアの集積基地になり、患者さん同士の出会いの場になれればと願い、設立しました。

事業内容

 現在、いいなステーションが行っている主な事業は下記の通りです。

1.患者の自己学習環境(患者図書室/患者情報室)の整備

 自分が病気になった時、自分の病気や障害のことを自ら学習したいという患者、家族のために、近年、医療機関内に「患者図書室」を設置するところが増えています。しかし、どのように患者さんのニーズにマッチした選書を行なうのか、どうPRすればよいのかなど、その後の運営に問題を抱えるケースも多いと聞きます。
 そこで、図書室の実際の立ち上げからボランティアの募集、詳細な選書作業、現場マニュアル作成、ボランティア教育、患者会との連携にいたるまで、全面的に運営のお手伝いをします。ネットでの情報提供と組み合わせて相乗効果を高めるプランなども考えていきます。

 いいなステーションでは、モデル事業として、2001年11月に国立長野病院(現・国立病院機構長野病院)に、「ホっとらいぶらり・長野」を設立し、その運営を委託されています。「ホっとらいぶらり・長野」は平成13年度(財)医療科学研究所研究助成により設立されました。また、2005年には、(財)大同生命厚生団地域保健福祉研究助成を受け、全国の患者情報室に関する実態調査を実施し、患者情報室の活動を見ることのできるサイトを公開しています。

2.患者会に関する情報提供

 自分が病気になった時、誰しも「どうして自分だけが」という孤独感に苛まれます。そこで、1999年にわが国における患者会実態調査を行い、約600の患者会の連絡先や活動内容等を「全国患者会検索」としてウェブ上に掲載しています。またこの調査結果は、「病気になった時すぐ役に立つ 相談窓口・患者会1000」(三省堂・2001)として出版されました。この調査は、平成10年度(財)大同生命厚生事業団地域保健福祉研究助成(主任研究者;仁田奈美)により行われました。
 また、2004年には、情報を更新し、「全国『患者会』ガイド2004」(学習研究社)を刊行。2007年春には、がんの患者会に特化した「がん!患者会と相談窓口全ガイド」(三省堂)を刊行しています。

3.患者講師の育成

 病気がある程度、回復したら、この闘病経験を誰のために役立てたいという気持ちになる人たちがいます。いいなステーションでは、そうした気持ちを持つ方たちにお声かけし、医療系学生や医療従事者、MRなどに患者の生の声を伝える「患者講師」として活躍いただく場所を提供しています。

 2005年から毎年、東京医科歯科大学の新入生オリエンテーションに、患者講師の派遣を行っています。その活動の一部は「患者の声を医療に生かす」(医学書院)に紹介されています。また、平成17年度(財)大同生命厚生事業団地域保健福祉研究助成(主任研究者;海野幸太郎)において「患者講師の医学教育に与える影響に関する研究」を行いました。

 2007年には、「医療安全」(エルゼビア・ジャパン:当時)では、「医療事故被害者にきく、その後」を連載し、当事者が医療安全に参加することの意義、当事者が自らの体験を語ることの意義について医療事故被害者に話を伺いました。

4.患者の視点からみた"あったらいいな"

 "あったらいいな"という病院・医院を訪れ、取材活動を行っています。99年から3年間、延べ36病院取材した内容は、「ナースがつくる患者に選ばれる病院」(日本看護協会出版)に収録されています。

5.医療意思決定・医療安全への患者参加に関する調査・研究

 平成15年より、厚生労働科学研究費補助金(医療技術評価総合研究事業)を得、患者の視点からの医療安全に関する研究を行いました。

 平成15年度に引き続き平成16年度も厚生科学研究費補助金「医療安全の評価指標の開発と情報利用に関する研究」(主任研究者:長谷川友紀)の一環で、「患者の視点からの医療安全に関する研究」に分担研究者として参加しました。

 2005年には、「患者と減らそう医療ミス―患者は安全パートナー」(エルゼビア・ジャパン)を翻訳しました。
 また医療機関や学会などで患者参加に関する講演等にも呼んでいただいており、講演活動にも励んでおります。

執筆
今までに出た書籍



雑誌連載など
  • 「こんな病院あったらいいな」(ナーシングトゥデイ・日本看護協会出版会)
  • 「ほっとホスピタル」(中日新聞2001年1月〜6月)
  • 「ちひろの目」(医療経営情報・エルゼビア・ジャパン;連載中)
  • 「みんな満足の病院をつくるためのヒント」(月刊ナースマネジャー・日総研出版)
  • 「患者さんに喜ばれる体制づくりを目指して」(UCBニュース;連載中)
  • 「ちひろの病院見聞録」(エルゼビア・ジャパン;連載中)
  • 「ちひろの聞き耳ずきん」(〜2004年3月)
  • その他多数
講演・学会発表
和田ちひろ
  • 2003.11.29:「患者を癒す情報提供」
  • 2004.05.29:【川崎市】「患者の求める安心できる医療・信頼できる医師」
  • 2004.06.27:【ホスピス岡崎】
  • 2004.05.25:「入院中に患者が求める医療情報とは?『ホっとらいぶらり・長野』での活動を通して」
  • 2004.06.09:【北海道】「日本の患者の学習環境の現状と医療ジャーナリズムに望むこと」
  • 2004.12.11:【千葉県看護協会】「ナースがつくる 患者に選ばれる病院」
  • 2005.01.22:【日本製薬工業協会】「患者会の医療参加における可能性と課題―患者会ガイドの作成を通して―」
  • 2005.05.19:【国際医療福祉大学大学院】「医療者教育と患者団体」
  • 2005.05.29:【日本製薬工業協会】「患者会の医療参加における可能性と課題―患者会ガイドの作成を通して―」
  • 2005.09.20:「“あったらいいな”の病院づくりを考える『こんな病院あったらいいな』 患者中心の医療のあり方」
  • ・・・以下整理中です。 年間、約50回ほどの講演を行っているため、なかなか一覧にまとめるのが追いつきません。院内研修会での講師やシンポジウム等のコーディネーターが近年では多くなっています。詳しくはメール等にてお問い合わせ下さい。
平原憲道
  (査読つき学会発表や学術機関での講演関連のみに限定しています)
 ■ 国内学術会議(first authorの場合のみ)など
○ (02/20/2010).熊本大学大学院 社会文化科学研究科の現代社会人間学専攻 交渉紛争解決・組織経営専門職コースの「リスクマネジメント研究会」において「安全の認知心理学」と題して70分講義.および同日、同研究科の「2009年度第3回医療コンフリクト・マネジメント学術セミナー」において「リスク認知と医療リスク・コミュニケーション〜脳はリスクに騙される〜」と題して90分講演.
○ 平原憲道. (2009). 学会に必要な「遠心力」: ヒントは「科学的定量化」. 日本仏教心理学会 第1回大会, (口頭発表-20分-).
○ 平原憲道・山岸侯彦・和田ちひろ・武藤正樹. (2009). 自分には起こらないリスク〜心臓カテーテル検査・治療における患者の比較楽観性. 日本認知科学会 第26回大会, (口頭発表-15分-).
○ (12/06/2008).日本認知心理学会の安全心理学部会第12回研究会[email protected]立教大学・池袋キャンパス)にて「医療文脈における「リスク楽観性」〜患者が示す治療や合併症へのリスク認知から読み取れるもの」と題して80分程度で発表.
○ 平原憲道・山岸侯彦. (2008). 血液がん患者の治療リスク認知のステージ変化 ―治療リスク楽観性とは何か―. 日本認知科学会 第25回大会, (口頭発表-7分-).
○ (06/21/2008).CATKAT[email protected]清泉女子大学)にて「血液がん患者の治療リスク認知のステージ変化―「医療リスク」の認知―」と題して70分程度で発表.
○ 平原憲道. (2007). 患者の持つ「治療リスク楽観性」とは何か 〜 患者視点のリスクコミュニケーションへ向けて. 医療の質・安全学会第2回学術集会, (口頭発表-7分-).
○ 平原憲道. (2007). 血液がん患者の治療リスク認知のステージ変化 ―患者視点のリスクコミュニケーションへ向けて―. 第45回日本病院管理学会学術総会演題抄録集(vol. 44 supplement), 187. (口頭発表-7分-).
 ■ 国外学術会議(first authorの場合のみ)など
○ (05/10-11/2010).東国大学校(Dongguk University;韓国ソウル)において、在韓インド大使館およびインド文化庁の招待で国際シンポジウム「Buddhist Heritage and Tradition in East and South East Asia」にて発表(30分).内容は「The Teachings of Lord Buddha in Harmony with Modern Human Science」.
○ (2009: 05/16-06/13).The University of Sheffield (英国Yorkshire地方)のAcademic Unit of Primary Medical Careにおいてvisiting researcher(客員研究員)として共同研究に参画.「Risk Perception of Cancer Patients」と題して講義を1本(1時間).
○ Norimichi Hirahara, Kimihiko Yamagishi, Chihiro Wada, Masaki Muto. (2008). Zero-risk tolerance" and "risk acceptance" of four different medical activities: delivery vs. treatment. 2008 SJDM annual conference (Chicago, CA). (ポスター発表)
○ (2008: 06/25-07/02).Dartmouth College(米国New Hampshire州)でのSummer Institute of Informed Patient Choice 2008に奨学生として参加.
○ Norimichi Hirahara & Kimihiko Yamagishi. (2007). A change in medical risk perception over treatment stages of blood cancer patients. 2007 SJDM annual conference (Long Beach, CA). (ポスター発表)

池上英隆
  • 2006.07.16:【第23回医学情報サービス研究大会千葉大会】「医療情報を提供する患者図書室及び患者情報室に関する調査」(一般口演)
  • 2007.03.22:【葛飾区立葛飾図書館】「今なぜ医療情報が求められているのか」(研修)
代表者の紹介
和田 ちひろ, 代表代表・和田ちひろ写真

1972年愛媛県生まれ。
1995年: 慶應義塾大学 文学部卒業。
1998年: 同大学大学院 政策・メディア研究科修士課程修了。
1998年: 杏林大学保健学部助手(02年3月退職)。
1999年: NPO法人ヘルスケア・リレーションズ(旧HCRM研究会)を設立。理事長を務め、現在に至る。
2002年: 潟Pアネットにて「患者さんに選ばれるクリニック・そこが知りたい増患定着12のコツ」番組パーソナリティ兼プロデューサー(2003年3月退職)
2003年: いいなステーションを設立し代表/CEOに就任、現在に至る。
2004年: 東京大学医療政策人材養成講座特任教員(2006年3月退職)
2006年: 慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)
2006年: 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別研究助手(2008年迄)

○ 委員
埼玉県所沢市エンジェルプラン策定委員会委員(1994)
埼玉県所沢市図書館審議委員会委員(1997〜1998)
患者参加型医療サービスの実践モデルによる調査研究事業検討委員会委員(平成12年度特別保健福祉事業費助成)
保険者機能強化の観点からの医療機関情報の提供の方策研究事業検討委員会委員(平成13年度健保連)
患者中心・情報開示対応の行動変容プログラム導入調査研究事業の検討委員会委員(平成13年度特別保健福祉事業費助成)
保険者機能強化の観点からの医療機関情報の提供の方策研究事業検討委員会委員(平成14年度健保連)
市民医療を考える横浜懇談会委員(平成16年9月〜18年3月)
医療機関情報の提供方策に関する試行事業(けんぽれん病院情報『ほすぴたる!』)に係る検討委員会委員
日経BP・BizTech図書賞推薦委員(平成18年〜平成22年)
厚生労働省医療施設体系のあり方に関する検討会委員(平成18年8月〜)
財団法人正力厚生会専門委員会委員(平成18年10月〜)
国立国語研究所「病院の言葉委員会」委員
厚生労働省・総務省遠隔医療の推進方策に関する懇談会(平成20年4月〜)
横浜市医療安全推進協議会委員(平成20年5月〜)
東京都医療情報に関する理解を促進する会(平成20年〜)
厚生労働省看護教育の内容と方法に関する検討会構成員(平成21年4月〜)

メンバーの紹介
平原 憲道, 主任研究員参謀・平原憲道写真

1971年大阪に生まれる。
1995年: Northwest College(米国ワイオミング州)卒。
1996-97年: Mellers Decision-Making Lab @ University of California, BerkeleyでB. MellersとA. Schwartzの元にて研究補佐員。
1997年: University of California, Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)心理学部(認知心理学)卒。
1997年: Resource Decision Systems International, LLC(米国カリフォルニア州)〜 現在はEfficient Decisions Group, LLC/米国メリーランド州 〜をBrian Hardyと共同創業しシニアパートナーに就任、現在に至る。
1998年: 有限会社RDシステムズジャパンを設立し代表取締役に就任、現在に至る。
2002年: 彩都総研(摂津水都信用金庫のシンクタンク)アドバイザーに就任、現在に至る。
2003年: いいなステーションを和田ちひろと共同創設し参謀/COO・CTOに就任、現在に至る。
2004年: NPO関西障害者うきうき情報センター監査に就任、現在に至る。
2007年: 株式会社メディエイド社外取締役に就任。(2010年迄)
2007年: 東京工業大学大学院社会理工学研究科(人間行動システム専攻・認知学習科学分野)にて修士号取得(論文タイトルは「血液がん患者の治療リスク認知のステージ変化 ―治療リスク楽観性とは何か―」)。
2009年: 東京工業大学大学院社会理工学研究科(人間行動システム専攻・認知学習科学分野)博士課程修了・博士号(学術)取得。引き続き、意思決定科学・医療意思決定・医療リスクコミュニケーション分野で研究を継続中。

池上 英隆, いいなプランナー, 研究員

1980年大阪府生まれ。
2004年大阪大学人間科学部人間科学科卒業(ボランティア人間科学講座ソーシャルサービス論専攻)
卒業論文「市民・患者が医療情報を得ることの必要性とその方法としての医療情報室の役割と展望
2004年4月よりいいなステーションに参加
社会福祉士、診療情報管理士。

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