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中日新聞コラム 気になる医療用語

11) がん診療連携拠点病院

2006.12.15掲載

 「がん」と診断されたら、あなたは治療を受ける病院をどうやって探しますか。主治医から専門病院を紹介されることもあるでしょう。ちまたにあるランキング本を参考に症例件数の多い病院を訪れるかもしれません。今後はさらに、「がん診療連携拠点病院」が近くにないかを探してみるのも一案です。
 拠点病院は、地域格差をなくし全国どこでも質の高いがん医療を受けることができるように設置されたもので、がん医療に関する一定の指定要件を満たした病院が厚生労働大臣によって認定されます。現在全国に179施設(※)あり、拠点病院のリストは国立がんセンターの「がん対策情報センター」のホームページに掲載されていますので簡単に検索できます。(http://ganjoho.ncc.go.jp/pub/hosp_info/hospital01/index.html
 拠点病院には、患者さんや家族からのさまざまな相談に応じるために「相談支援センター」も設けられています。多くは看護師や医療ソーシャルワーカーなどが対応しますが、千葉県がんセンターでは、乳がんの闘病経験者もスタッフとして活躍しています。医療従事者ではない方の起用は、全国的にも珍しい取り組みだそうですが、相談に来た患者さんからは、「孤独感が和らいだ」、「術後の生活のイメージがわいた」と好評とのこと。つらい気持ちを一人で抱えず、弱音を吐ける場所としてぜひ活用したいですね。

参考
  • ※がん診療連携拠点病院の数は2007年5月現在で286病院です。

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