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中日新聞コラム 気になる医療用語

6) EBM

2006.11.10掲載

 妊娠8ヵ月目を迎えた私は、そろそろ出産方法を決める時期。今のところ第一希望は水中出産、第二希望は和室分娩と、安全性の確保を前提に、分娩台以外でお産をしたいと考えています。先日、「お産について不安はないか」と助産師さんが尋ねてくれたので「水中出産のメリットは本で読んだが、考慮すべきリスクはどのようなものか」と聞いてみました。すると、赤ちゃんは産道を通って母体の外に出てくるとすぐ肺呼吸を始めるので、水中出産の場合は水を飲んで窒息する可能性もあるとのこと。それは大変と帰宅後インターネットで調べると、確かに複数のサイトに窒息のことが書かれていました。でも別のサイトには「赤ちゃんが窒息するのは、へその緒が空気に触れ乾燥して血液が流れなくなるためで、そのケアさえ万全であれば、赤ちゃんはしばらく水中で遊ぶこともできる」とありました。一体どちらが正しいのでしょう。
 最近「EBM(Evidence-Based Medicine)=根拠に基づいた医療=という言葉を聞きます。これは、治療選択など意志決定の場面において、従来のように専門家の経験や勘に頼るのではなく、現在ある最良の科学的根拠を基に判断することを意味します。医療専門家からの説明はあいまいなものではなく、根拠に基づく正確な説明であってほしいもの。私も再度、納得のいく説明を求めてみようと思います。

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