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中日新聞コラム 気になる医療用語

1) 患者情報室

2006.10.06掲載

 幼いころからずっと私をかわいがってくれていた祖母が末期の胃がんになった時のこと。手術後、1日でも長生きできればと、健康食品やサプリメントなどに関心を寄せた時期がありました。でも、科学的に効くのか、安全性に問題はないのかを調べようとしてもなかなか欲しい情報にたどり着けませんでした。インターネットでは情報が多すぎて、何を信頼したらよいのか分からず、書店に行っても特定の商品を勧める宣伝本の類ばかり。
 こんな時、病院の中に図書室のようなものがあったらいいなと思いませんか。そこでは、医者から治療の説明を受けた後、分からなかったことを本で確認したり、手術の流れを前もってビデオで見たりすることができます。また、闘病記を読んで、自分と同じ病気の人がどのように病と向き合ったのかを知ったり、同じ病気の人たちが集う患者会の情報を集めるのもよいでしょう。
 このような施設は「患者情報室」と呼ばれています。9000弱ある病院のうち、患者情報室があるのは100か所ほど。「お任せ医療」から「患者参加型の医療」へと移り変わる中で、積極的に治療に参加するには、患者自身が自らの病気や医療の仕組み、制度に関する知識を身につけておくことが肝心です。この連載では、その第一歩として、知っておくと役に立つ医療用語を分かりやすく解説していきます。

参考

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